おかず書評④【2割に集中して結果を出す習慣術】~頑張っても結果が出ない!から抜け出すヒント~

【はじめに】
“涼しい顔してしっかり成果出す人"って、どの界隈にもいますよね。
特段残業が多いわけでもなく、それでいて納期遅れとかやっつけ仕事が何故か起きない人。
こういった人たちに、実はある共通点があるんです。
それが、本書の大きなテーマでもある『脱完璧主義』なんです。
やってもやっても納得する結果に結びつかない。
不器用で、いつまでたっても要領を得ない。
そんなジレンマを解消できるかもしれないという思いから、本書を手に取りました。
【こんな悩みや課題に効果的】
・納得出来るまでやってたらいつも締め切りに追われる
・めちゃくちゃ頑張ったのに成果は期待以下
・苦手なことをつい後回しにしてしまう
こんな感覚に心当たりがあって、何とかしたいと思ってる方にピッタリ!
【僕がこの本の帯キャッチを書くなら!!】
「完璧にやらなきゃ」は単なる自己満足!
相手が望んでいるのは、完璧な成果物よりも課題を前に進めてくれるアクション。
仕事をもっと面白くする力の抜き方を身に着け、メリハリスタイルで勝ち上がろう!!
【あらすじ、本の構成】
完璧主義と一口に言っても、全てを否定するわけではありません。
ブログなど、ずっと残るようなコンテンツであれば、完璧を目指して作りこむべきで
しょうし、プロスポーツなどももちろん極める所までやるべきですよね。
ただし私たちの生活、とりわけ仕事においてすべてのシーンで完璧を求めていれば、
時間がいくらあっても足りませんよね。資料や企画の締め切りが一年後で良いという
ようなケースはまず無い。
であれば、どのような心構えで回していけばいいのか?そのヒントが満載です!!
0.完璧主義が効率を下げる
1.「短時間でも効率的」に仕事を終える
2.「効果的な工夫」で成果を高める
3.「失敗を恐れず」行動する
4.「精神的な余裕」をつくる
5.「他人の力」を上手に活かす
このような章立て。
基本的な構成は、
完璧主義の人⇔上手に力を抜く人
基本的にこの対比で書かれているので、比較によって非常に分かりやすくなってます。
効率化につながる行動や、ビジネスマインドに至るまで、全5章33項目。
中には、同じ内容を違う言葉やシーンで言い方を変えて紹介しているものもありますが、
章や項目別に読み進めても十分頭に入ってきます。
上手く力を抜くことで時間やパワーを別のことに使えるし、集中するべき事を絞るのは
頭の中もスッキリ整理できますよね!
一部を抜粋して紹介すると
〇丁寧すぎて遅い⇔多少粗くても速い
速いと遅いでは期待値が変わる。依頼されてからのレスポンスが早ければ、『現時点ではここまでですが』と言えるし相手も先を想像できる。
遅くなってから同じことを言えば、『え、今までかかってこれだけ?』と期待を下回る。
速ければ粗くても大丈夫!
〇全てを網羅したい⇔結果に繋がる部分に集中
テスト勉強で出題範囲を全部覚えようとする人は、覚えることが目的化している。良い点を取ること、つまり成果に目を向ければ、出題可能性の高いポイントに絞った方が効率的。「全然勉強してないよ~」の正体がこれでしょう笑
〇心が折れやすい⇔徐々に精度を上げる
『がっかりタイム』と『ぶっちぎりタイム』の存在を理解する。
努力と成果はすぐに直結しない。粘り強く続けた結果、あるラインを越えたときにブレイクスルーが起こるもの。
『継続は力なり』で、がっかりタイムを受け入れながら日々1ミリでも進むことに着目する。
僕はニュース記事や本を読むとき、隅から隅まで読んじゃうタイプです。
もしかしたら大事なことが次の一文に書いてあるかもしれない…と考えてしまい、
結局大事なポイントが不要な情報に押し出されてしまって身にならない。
「着眼点がズレてるかもしれない」という視点で自分を客観的に分析できる本です!
【一番刺さったのはココ!】
完璧主義の人:100点か0点で考える
上手に力を抜く人:グレーゾーンて柔軟思考をする
完璧主義の原点はここだなと思いました。
毎日やると決めた習慣など、1日でも出来ない日があったら自己嫌悪に陥って自信をなくしてしまう。
僕なんかまさにそれで、例えば早起き出来ない毎日に意思の弱さを感じてよく落ち込みます笑
それよりも出来た日に着目して、何が良かったのか?を振り返ったり、
小さくても成功した自分を認めてあげることの方が先に繋がりますよね。
【まとめ】
本書は、生活習慣や思考習慣などの本を多く書いてきた著者が、『完璧主義をやめる』事
に特化して書かれたものです。
人間そんなに完璧に出来てないし、今回の失敗が次もダメな理由にはならない。
チャレンジしてること自体に意義があるし、今日ひとつも成功出来なくたって、昨日より
一歩でも進んでればOK。
完璧じゃなくても、トライした意志があったこと、やってみて経験したことは事実。
やらないより全然えらいし、その一歩がなければ二歩目もないんです。
また、力の抜き方を身に着けることで、根詰めてやったことの成果がすぐに出ない事に対
してそこまで期待もしなくなるのでは?と感じました。
がっかりタイムの存在を受け入れることで、燃え尽き防止にもなりそうですね!
すべてに対して全力投球だとひどい筋肉痛になるし息切れしちゃうけど、上手に力が抜け
ている人は消耗も少なく持続性が高いということですね笑
皆さんも是非、今の仕事のやりかた・考え方を見直す意味で本書を参考にしてみて下さい♪
【あとがき】
書評4作目。
今回は生産性を上げる為の考え方や習慣の本。
これを読みながら、実はTwitterでアウトプットしまくってました笑
前述しましたが、一つ一つの構成がわかりやすく纏まってるので、自分の経験なども
交えたツイートが作りやすかったのでネタにもってこいでした♪
ブログを書くときにはいつも、しっかり時間を取ってやらないとって思ってましたが、
今回は本の内容を実践し、スキマ時間に軽く下書きを残しておくことを心掛けました。
そうしたら、
そろそろ体験記などにもチャレンジしてみようと思ってますが、書評とまた違う構成
になるので試行錯誤してます笑
あれ?これって完璧主(文字数←
それではまた来週お会いしましょう^^
【著者について】
著者:古川武士
経歴:習慣化コンサルタント。3万人以上のビジネスパーソン育成、1,000人以上の個人コンサル。
日本で唯一、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。
著書:『マイナス思考から抜け出す9つの習慣』
(この中の第7の習慣:完璧主義をやめる を詳しく捉えなおしたのが本書です)
『30日で人生を変える「続ける」習慣』他多数
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