おかず書評⑯【人は話し方が9割】

【はじめに】
本書は言わずと知れた、2021年の大ベストセラー。
そして、著者は「喜ばれる人になりなさい」の永松茂久さん。
先日このブログでも書評で紹介させていただきましたが、実はこの本、
昨年の夏頃にオーディブルで購入して今回までに既に3回は聴いてました。
※書評のリンクはこちら
当時の僕は、周りにいた人に余計な一言を口走って、傷付けたりケンカになったり。
どんだけ話し方下手くそなん?って自己嫌悪してたんです。
本書を読んですべて解決したわけじゃないけれど、大いに学びはありました!
今回は、書評としてアウトプットすることと、本書のルーツを知ったこと。
この2つの目的で、改めてもう一度手にとってみました!
【こんな悩みや課題に効果的】
・すぐに話が途切れて会話が続かない
・思っていることを正直に言えない
・うまく話せず失敗した経験がある
こんな感覚に心当たりがあって、何とかしたいと思ってる方にピッタリ!
【僕がこの本の帯キャッチを書くなら!!】
コミュニケーションの原点は聴くこと。
相手を深く知ろうという傾聴で話し方の9割が決まる!
自分のことより相手を主役にしてコミュニケーションの扉を開け!!
【あらすじ、本の構成】
日本人の特徴でもある、口ベタ。
ディベートなんかで発言が乏しいイメージありますよね。
自分にも大いに当てはまるこの特徴の要因は、ズバリ「自己肯定感の低さ」です。
簡単に言うと自信の無さですね。
これ言って間違ってたらどうしよ?スベったら恥ずかしい。
こんな感情で口を閉じた経験は誰にでもあるはず。
そして、失敗や恥を経験することで、だんだん人前で話せなくなったり人間関係に
自信を無くしていくんです。
これが、上手く話せないという現象の正体。
つまり、話し方云々の前にメンタルの問題があるという前提に立っています。
他人に一度や二度言われたことを引きずって、話すことに怖さを抱く必要はない。
本書は『話せない』という問題を紐解いて、解決のヒントを与えてくれます!
はじめに
1.人生は話し方で9割決まる
2.また会いたいと思われる人の話し方
3.人に嫌われない話し方
4.人を動かす人の話し方
おわりに
このような章立て。
まず前提として言っておきたいことは、本書は話し方のテクニックがたっぷり。
冒頭で、テクニックを学びたい人は回れ右的な一文がありますが、話し方を何とかしよう
と思う時点でテクニックに寄ります。
コミュニケーションの基本は聴くことから始まるが僕の持論なので、その点はちょっと
違う考え方ですが、そういう知識を得たい人には目からうろこかも。
本書を読んで話し方を磨きたいと思う人は、上っ面のテクニックだけで全て理解した気に
ならないように注意ですね。
もちろん、聴くことや相手の感情に寄り添うなど本質的なアプローチもたくさん。
話すことよりも大事なことが、コミュニケーションには沢山ありますからね!
ちなみにテクニック的な部分で言うと、
・拡張話法で相手に話させる
・トイレ、天井、スマホに仕込んで応酬トークを頭に叩き込む
・ペット、食べ物、出身地ネタで話をひらく
・失敗談を上手く引き出せるようにストックしておく
など。
これはこれで使える話法ですが、他にもスタンスや考え方にフォーカスした章も。
3章では人に嫌われない話し方として、好かれることよりも嫌われないことの方が大事
という観点で「嫌われる人のあるあるパターン」を逆手に取った考え方も。
一部を抜粋して紹介すると
〇余計な一言を言わない
何故あの人は嫌われる?
何で今それを言う?のように、相手の気持ちを考えずに余計な一言を出す。
口が悪くて好い人は居ない。考えてることしか言葉には出ないもの。
相手を傷付ける言葉は言わないのが原則。相手の気分を害しない。
〇正論はストレートに言わない
正論こそ気を遣って伝えないと、逃げ場をふさいで追い込んでしまう。
架空の話を作ってでも傷付けずに話すことで、信頼関係が築ける。
自分も同じ間違いをした、怒られたことがあるなど。
相手の立場を守りながら相手と自分を同じ目線に揃える。
〇悩んでいる人に気持ちよく話させる
悩みびとにポジティブワードは不要。アドバイスが説教に聞こえる。
解決策を求めていない、聴いて欲しい、共感して欲しい。
意見を押し付けず「こんな考え方もあるから聴いてね」ぐらいに。
側にいるだけでいい。一緒に考えよう、一緒にやろうと寄り添う。
・良かれと思ってアドバイス
・それは違うよ?と真っ正面からの正論
これらは全て、相手が本当に求めてるのかどうかをよく考える必要がある。
ひょっとしたら、ただ聴いて欲しいとか共感して欲しいだけで、求めてないことかも。
こちらの理想論をグリグリ押し付けてばかりじゃ息が詰まっちゃうので、ちゃんと逃げ
道を作ってあげてるかを意識することも大事ですね!
【一番刺さったのはココ!】
上手く話そうとする
から話せない
大事なのは思いやスタンス。
流暢さよりも、何を伝えたいかどういう思いか、それを伝えるのが言葉である。
【剛毅木訥仁に近し】ごうきぼくとつじんにちかし
真の人格者は口数が少なく、愛想がない。
下手でも胸を打つ熱意があるかどうかの方が重要で、ゆっくり話せばいい。
言葉はただのツールであって、本質は伝える事。
本当の話し上手は伝わるひと。じっくり言葉を選びながら自分のペースで話せばいい。
話しが上手いことに、価値がはあっても意味がなければ仕方ないですよね。
【まとめ】
話し方にフォーカスしたようなタイトルですが、詰まるところ相手に興味を持ち、深く
知ろうとする姿勢が大事だという話ですね。
言葉だけで理解したつもりにならず、相手の環境や考え方を理解した上で言葉を聴くこと。
そうすることで、裏にある感情にも気づけるし、相手に寄り添うことも出来る。
話の上手い人と聞くと、営業トークが出来るとかナンパの達人なんてイメージが先に出る
かもだけど、そんな立ち回りだけが上手くたって人生に必要な関係性は作れない。
唯一無二の友人やパートナーになるのは、いつだって心の通ったコミュニケーションから。
自分の気持ちをちゃんと伝えようと思うなら、相手の幸せを心から願って対話すること。
誰だって、嫌々オーラ出してる相手よりも、好き好きオーラの方が良いですよね!
本書で一番言いたいことは、テクニックより相手を理解すること。
そのためには、人の心理原則である
・人が一番大事にしていて興味があるのは自分自身である
・誰もが認めてほしいと願っている
・自分を理解してくれる人を好きになる
この三大要素を理解したうえで、相手のことをより深く知ろうとすること。
つまり、人を好きになるという事ですね。
みなさんも、上手く話そうという考えをいったん脇に置いて、もっと人に興味を持ち
一歩踏み込んで相手に寄り添う覚悟を持ってみると世界が一変するかもです^^
是非本書からそのヒントを得て、充実したコミュニケーションライフをゲットしましょ♪
【あとがき】
書評16弾の今回でしたが、実は購入当初から違和感があったんですよね。
書いてる通り、「本書はテクニックじゃない」って言ってるんだけど、めちゃくちゃ
テクニック論押してるやん!ってw
もちろん、知識として心得ておいた方が役に立つのは間違いないんだけど、初めて読んだ
ときにちょっとガッカリしたんですよね。
でも、半年近く経ってまた読んでみると、当時と自分の環境も思考も経験によって変わっ
てるのでまた違う感覚がありましたね。
シン・ゴジラとかシン・ウルトラマンみたいに、同じものでもリメイクで全然別物になる
みたいなアレかな(違うw)
まぁでも、同じ本を読んでもその時に引っかかることは違うから何度でも学び直せるって
ことがよく分かりました!
過去に読んだ本を今の視点で読み返すのもまた、本の醍醐味ですね♪
貸し出し中の本も5冊ぐらいあるので、それもまた機会あったら一緒に読んでレビューを
書いてみたいと思います!いつになるかは未定ですが(笑)
それではまた来週お会いしましょう^^
【著者について】
著者:永松 茂久
経歴:大分県生まれ。たこ焼き屋を目指して銀だこ入社、その後独立を経て
飲食業界で業績を伸ばす傍ら、講演や執筆でも活躍。現在は出版活動
に集中し、ベストセラー作家に。
著書:喜ばれる人になりなさい
人は聞き方が9割
20代を無難に生きるな
30代を無駄に生きるな
40代をあきらめて生きるな 他多数
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