おかず書評⑩ 東大教授が教える【知的に考える練習】

読書・書評

【はじめに】

『考える』事には深さがあると思っています。
1つの情報を見ても、出てくる意見や応用なんかも人によって違う。

どういう思考のメカニズムからそうなるの?
って感心するぐらい、『考えの深い人』に出会ったことも。

僕自身は、考えの浅い人間だという自覚があります涙
相手の気持ちや状況が汲み取れずに、気づ付けてしまう場面もありました。

そういった経験から、自分自身の考え方を見直す必要性をひしひし。
少しでも何かヒントが無いかな?と思い、本書を手にとってみました!

【こんな悩みや課題に効果的】

・ネットなどの情報を鵜吞みにしがち
・人と違う考え方や行動をするのが怖い
・いくら情報に触れても、頭の中に残らない
こんな感覚に心当たりがあって、何とかしたいと思ってる方にピッタリ!

【僕がこの本の帯キャッチを書くなら!!】

毎日目にしている情報を活かしてる?
右から左へ受け流すだけじゃ何の足しにもならない!
これからのAI時代、必要とされる人になる為のヒントを手に入れろ!

【あらすじ、本の構成】

自分の人生の課題でさえ、ネットから見つけてきた一つ二つの情報から正解を見つけた
気になってしまう時代。

分からないことを直ぐにネットで検索するのは間違いではないが、そもそも情報は溢れ
過ぎていて、何を信じたらいいの?拾うべき情報は?状態になっている。

大AI時代の入り口にあたる現代では、人が考えて導き出した答えの必要性を問われる。
何故なら正解のある問題に対しては、コンピュータの方が正確な答えが出せるから。

これからは、人が考える意味がより問われる時代に突入する。
様々な情報をどのように使い、AIに導き出せない価値ある答えを出していくか。

本書には、そのヒントがたっぷり詰まっています!

本の構成

1.情報洪水時代で変わる「頭の使い方」
2.頭の中に質の良い情報が集まる「網」を張る
3.知的に考えるための「調理道具」を揃える
4.情報は流れてくるまま、流しっぱなしに
5.頭に残った情報は熟成し、やがて知性に変わる

このような章立て。

考える力を鍛えるためには、日々思考の訓練をすることが基本。
流れていく大量の情報を、流し見するのではなく網を張ってキャッチすること。

キャッチする情報の取捨選択はどうする?
自分が何に関心を持っているか、どういう種類の方法を使いたいと思っているかを
決めて、情報は流しっぱなしにすればいい。

質の良い網が張ってあれば、流した情報はフックに留まり、自分の糧に変わる。
では、その網はどうやって作ればいいのか?

情報はそのままでは使えないので、使うために調理する必要がある。
調理に必要なことは『抽象化』であり、具体例を抽象化することで、他の色んな問題に
応用できるようになる。

【抽象化のポイント】
1.幹(本質)をつかむ
2.共通点を探す
3.相違点を探す
これを意識して情報に触れるようにすることで、ただの情報から使える知恵に変わる。

この土台の有無によって、日々目にしている情報が人生に与える影響や、積みあがる
知識・経験に大きく差が出てくるのだと感じました。

本書では、上記の『考える土台作り』に加え、情報との向き合い方も教えてくれます!

一部を抜粋して紹介すると

〇未だに「正しさの基準」に縛られている日本人
世の中で必要とされる能力が変わっているにも拘わらず、それが出来ない日本人。
発展途上国の意識が抜けず「お手本通りにすること」が最短距離の時代もあった。
軍隊式の考え方、全員同じことする→自分なりに考えることが苦手な人種。

〇読書は唯一、能動的に情報収集するアクション
本は誰かの経験や思考が詰まっている
「○○とは~」はただの説明文。それを、「誰がどう感じたか?実際は?」
までかみ砕くことで、知る→解るに変わり、使える情報になる。
ブログ読書自体が能動的アクションであり、網を強くする効果がある。

〇間を置く効能
どうにも煮詰まって思考が前に進まないときに、間を置く2つの意味。
集中しすぎて周りが見えない状態から、一歩引いてみることで冷静に見れる。
時間をかける間に、また新たなインプットがあるので違う観点で捉えられる。

日本人が先進国の中でもイノベーションを起こしにくい理由が、ここにある気がしました。

軍隊方式の教育や、ベタベタに植え付けられた「人と同じことをしましょう」
労働に時間を使いすぎて、諸外国に比べ少ない読書量
毎日必死で走っていく中で、立ち止まって振り返る時間の無さ

『脳死状態で決まってることをひたすらやり続ける』という、悲しき性。
僕も含め、日本人の遺伝子にはこういう特性が書き込まれていて、考える力を奪っていた。

そう気づけたことだけでも収穫でした。

【一番刺さったのはココ!】

「正解」を探すのは

考えることにつながらない

世間で評価されていること、みんながいいと思っていることを正解と考える。
自分がどう思っているかより、他人がどうなのかの方が気になる。

僕も、そういう節があったんだろうと思いました。
相手が喜ぶ返事は何だろう?これを言ったらどう感じるんだろ?
という忖度が働いて、誰かの正解を探し、自分の考えを押し殺す。
その結果、ありきたりで的外れな浅い意見になってしまっていたんだと。

正解があることなんて実はほとんどどこにもない。
考える目的は、正解探しじゃなく問題解決。

本質を見誤っていたんだなって気づきました。

【まとめ】

自分の頭で考える事。

考えた結果が他人と違ったり一般論と合わなくても、その部分こそが価値になる。
だから、自分の考えや意見を忖度せず、正解を探そうとせず、そのまま表現すれば
良いんですね。

このブログも、自分の思ったことや経験を踏まえて書いてますが、他の人の目から
見ると僕とは違う意見かもしれない。

でもそれは、人が違うんだから当たり前。違ってて良いんです。
むしろ、これからはオリジナリティの方が重要になる時代。

バランスも必要ないし、オタク並みに偏っているぐらいで丁度いい。
そう考えると、なんだか勇気が湧く気がしますよね!

考えることに終わりはなくて、一つの問題を解決したと思ったら、また次のテーマ
が現れるもの。

毎日少しずつでも改善しながら、自分が出した正解に自信と責任をもって生きる。
それが人としての存在価値であり、人生を楽しむコツなのかもしれませんね♪

本書の目的は、考えるクセをつけること。
AIに負けず、人生を今よりもっと豊かにしたい方!本書をご活用下さい♪

【あとがき】

書評10作目となる今回は、何故かちっとも指が進まず苦労しました。。
自分の中で考えが纏まっていなかったのか、表現がいちいち難しかった汗

どちらかというと、情報処理のいろはに特化した本だったので、僕が求めてた深さ
とは少し方向性が違った感はありました。

でも、それこそ自分の頭で考えなさいってことなんでしょうね!笑

あと、タイトルに『東大』が入ってる本は結構気になる。
前にも『東大読書』という本を読みましたが、自頭が良い人に対する憧れですね笑

またまた自虐ですが、ノートに記録したその本の纏めを載せておきます!



それではまた来週お会いしましょう^^

【著者について】
著者:柳川範之
経歴:東京大学経済学研究科博士。
   高校時代をブラジルで過ごし、学校へは行かずに独学で大検まで進み、
   シンガポールにて通信で慶応を卒業。独学のプロフェッショナル。
著作:東大教授が教える独学勉強法 (草思社文庫) ←ベストセラー
   40歳からの会社に頼らない働き方 (ちくま新書) 

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Posted by 7korobi8oki